第9回・・・任天堂帝国中興の時代
SFCも軌道に乗り、ユーザは増えていく一方です。次々とヒット作が生まれ、
さらに売り上げ台数が伸びていきます。「ファイナルファンタジー4・5・6」
や「ドラゴンクエスト5・6」など超大作と呼ばれるものも誕生しました。
いまやSFCを持っていない人はいない、あるいは持っていない家庭はないと
までいわれるようになりました(出荷台数と世帯数を比べると一家に1台はある
勘定になるのです)。
黙っていてもソフトが売れる時代に突入したといえましょう。
ただ、「スペースバズーカ」(光線銃です(^^;)のようにハズレソフトもありました
が、得てしてすべて好調といえるでしょう。
しかし、そんな時代が永遠に続くと思っていたのは間違いだと知らされるのは
もう少し後の話です。
今から数年前一つの家電グループがゲーム業界に名乗りをあげてきました。
その名はPANASONIC。松下産業です。松下は【3DO】というハードを開発・
販売しました。ゲームマシンとしては初の32ビットマシンです。ただ、
どうしても魅力的なソフトに巡り合えず、後発の32ビットマシンが登場する
頃には、影が薄くなっていました。
後発の32ビットマシン。
セガなどが名乗りをあげてきました。
任天堂帝国は後発の32ビットマシンに後れを取ることなどありえないことだと
ユーザ自身思っていたのかもしれません。下馬評では、SFCが残るという
予想が強かったように思いますが・・・
次回第12回[SONY登場]
第13回[最後のあがき−任天堂帝国の没落−]
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