第12回・・・SONY登場 さて、PSの登場です。 巷ではPS・SS・FX・3DOをあわせて次世代機などと呼んでいます。 その頂点に立ったのはまさしく満を持して登場のSONYでした。 SONYが参入を決定した時多くのユーザは(?)とおもったでしょう。 なぜ今更任天堂にたてつくのか・・・と。 しかし、任天堂への反逆は見事成功したわけです。 発売当初、SSには最新のポリゴン技術を駆使したバーチャファイターと、 デイトナUSAがありました。一方のPSはナムコのレースゲーム「リッジ レーサー」のみが看板ソフトであり、ほとんど同時期に発売したこの2つの ハードは、SS優勢かに見えました。 しかしPSは程なくして「鉄拳」(ナムコ)を投入。これでSSと同じような ラインナップをそろえ、対抗します。この時期ゲームセンターを沸かせて いたのは、バーチャファイター2でしたが、これがSSに移植されると 決定すると、ユーザはSSに傾き・・・接戦を繰り広げていきました。 この2大ハードが発売される際、各メーカはどちらに重きを置くかで 揉めたと聞きます。コナミのように両方に供給するものは良いのですが、 問題はナムコでした。ナムコはセガとならんで2台アーケードゲーム メーカーとして君臨しています。この2者が手を組めば・・・と思った のですが、ナムコはPS側に着いてしまいました。ナムコの数々の魅力的な ゲームはすべてPSから発売されました。 PSはゲーム初心者への配慮も欠かしませんでした。「ジャンピング フラッシュ」(SCE)の様に簡単でいて奥の深いゲーム性を持ったソフトを販売し 次々と新規ユーザを獲得していきます。SFCから次には何を買いたい?と 言う質問にPSと答える人がかなりの割合を占めていることでお分かりでしょう。 PSは100万台こそSSと接戦でしたが200万台300万台と超える毎に 徐々に差を引き離していきます。 SFCのソフトメーカが続々とPSへの参入を公表する中で一際目立ったのが 「ファイナルファンタジー7」(スクウェア)でしょう。これは任天堂への挑戦と いっても過言ではないと思います。SFCのユーザをPSに誘致しているような ものですから。そして・・・成功しました。ファイナルファンタジー目当ての ユーザがPSへ飛びついたのです。本体が品薄になってしまうほどですので、 その大きさはお分かりかとおもいます。 こうして任天堂の牙城はもろくも崩れ去っていくかにみえます 注)その後、プレイステーションの後継機、PS2が発表される。そのスペック はドリームキャストをはるかに超える潜在能力を持つものになりそうだ。D VD−ROM、PSとの互換性・・・発売は1999年末といわれているが、 どうなるだろう。楽しみである。 [SONYのゲーム] プレイステーション あとがき
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