第6回・・・小型機対決(カラー?モノクロ?)
任天堂はハンディゲームマシン【ゲームボーイ(以下GB)】を発売しました。
これまでTVのあるところでしか出来なかったTVゲームがいつでもどこでも
できるという歌い文句です。単3乾電池4本で約3時間ほど持つこのゲーム
マシンは中学生以下に絶大的な人気を誇りました。
これの裏にはLCDゲーム(要するにゲームウオッチ(^^;)の大人気が隠れているの
ですが、ゲームボーイはFCと同じくカセットを挿すことでいろいろなゲームが
楽しめるという点が子供たちにうけたのでしょう。
負けじとセガもハンディ機を投入します。【ゲームギア(以下GG)】です。
GBがモノクロであったのに対し、GGはなんとカラーで対抗してきました。
しかも、バックライト(裏側からライトを当てることで暗くてもゲームが出来る)
付です。
注)これに関してはセガが初めてカラーのハンディ機を作ったわけではなく、
アタリ社が【リンクス】というハンディカラーゲーム機を発売したのが
きっかけでしょう。しかしリンクスはソフトに魅力が無かったためまったく
持って売れませんでした。
ハンディゲーム機の世界でも、セガと任天堂の戦いは熾烈を極めました。
比較広告まがいのCMを流したのはみなさん記憶に残っていますでしょうか?
「うちのはカラー」・・・隣のGBをしている子を覗いて「まだ白黒なの?」
というCMなんですが・・・知りませんか(^^;
・・・FCで培ってきたユーザ達はどこまでも任天堂についていくつもり
だったのでしょうか、GGは惜しくも競争には敗れてしまいました(しかし
結構GGも売れたはずですよ)。
NECも遅れ馳せながら【PCエンジンGT】という、PCエンジンと互換性
(おなじHuカードでゲームが出来る)のあるマシンを発売しましたが、10万円
近くするということで売れませんでした。
ハンディゲーム機はどうしても近くで画面を見てしまうので目が悪くなると
言うことからか(もちろんふつうのTVゲームでもそれはやりだまに上がって
いますが)、それ以降新しいゲーム機は出ていません。
代わりに手軽で簡単なデジタルペット(たまごっちのような)がはやってきている
のが今現在の状況でしょう。
そして、現在になってもやたらと携帯マシンが売れる時代になりました。
【ゲームボーイカラー】(任天堂)を筆頭に【ワンダースワン】(バンダイ)や
【ネオジオポケット】(SNK)など携帯ゲームハードもそれなりに売れていま
すが「ポケットモンスター」(任天堂)の影響もあってかゲームボーイの攻勢は
崩れないようです。
あとがき
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