第16回は｢EVE〜burst error〜｣(シーズウェア)です

 ジャンル
   アドベンチャー  

 対応ハード一覧
   PC9801シリーズ  (18禁)
   WINSOWS95
   ＳＳ

 おすすめ度
   音楽          ４
   ストーリー    ５
   操作性        ３
   熱中性        ３
   総合          ５
 
 近年のアドベンチャーゲームはもっぱらコマンド選択方式が主流になっています。
 しかしコマンド選択方式では感情移入が出来ない。ただただコマンドを選んで
 いるだけで、ストーリーが進んでいってしまうからです。
 ソフトハウスはいろいろを趣向を凝らしてゲームに独自性を持たせています。
 このEVEもそんな部類に入るゲームです。
 
 マルチシナリオ(なんか名前は違ったな)方式という一見変わった方式を
 採用しています。プレイヤーは主人公になるわけですが、その主人公が
 ２人いて、その２人ともをプレイヤーは扱うのです。当然その２人は
 ストーリーのなかで密接に関わってくるわけですが。

 かつて、似たようなゲーム展開のアドベンチャーは存在しています。
 「PSY-O-BLADE」(Ｔ＆Ｅソフト)です。以前｢SNATCHER｣(コナミ)を紹介した
 時に少し触れたような気がしましたが、このゲームは｢宇宙編｣｢地上編｣に
 わかれており、２人の主人公をあつかうというものでした。しかしストーリー
 に関わってはいるのですが、両者が合流することはありませんでした。
 
 このEVEでは随時主人公を変えられます。一方の主人公で行き詰まったら、
 もう一方の主人公をプレイしてみると案外さくっと進んだりするのです。

 ゲーム用語でいえばフラグが別の主人公に設定されていることがあると
 いうことです。要するに、うまく使い分けていかないと先には進めない、
 それだけ感情の移入がしやすいということなのです。

 ストーリーの説明は結構面倒なので割愛(^^;ちょ〜簡単に言うと
 「謎の猟奇殺人を解明する主人公の物語」ってことになります。
  
 こんな簡単にストーリーをまとめてしまってますが、ストーリーは
 一級品です。このわたしがいうのですから間違いないです(^^;
 最後は涙なしには見られないでしょう。

 問題があるとすれば、謎の解明が結構あっさりしていること、
 もとが１８禁だったのをひきずっているので、なんだかお色気シーンが
 物足りない(^^;(欲求不満になりがち)。これならないほうがマシ、
 ってくらい物足りないのです(笑)

 折角アニメーションがバリバリなのにペンティアム１２０MHzでもカクカク
 なのにはちょっとげんなりです(;_;)
 
 しかしそれを補ってあまりあるほどのゲームです。
 やっといて損はないです。
 ちなみに眼鏡っ娘がいっぱいでてくるのもウリの一つですね(笑)

 さらに同社から｢DESIRE｣というソフトが後発で出ております。
 こちらの方が名作誉れ高いらしいのですがわたしはまだ未プレイなので
 感想は上げられませんが。

 次回(17回)は｢STREET FIGHTER 2｣(カプコン)をお送りします。

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