第8回目は、わたしがパソコンを買って(もらって)、はじめてのゲーム。
 「夢幻戦士ヴァリス」(日本テレネット)です。

 対応ハード一覧
   PC8801mk2SR以降
   MSXシリーズ
   FC
   PCエンジン

 おすすめ度
   音楽          5
   ストーリー    4
   操作性        3
   熱中性        3
   総合          4

 どこにでもいるような普通の女子高生「麻生優子」。
 いつものような放課後。校門を出ると突然の大雨。ちかくで雨宿り。
 するとクラスでもちょっと変わり者の「麗子」が通りかかる。
 「お別れを言いにきたのよ」「でも、またどこかで会えるかもしれないけどね」
 という意味深な言葉を残して。
 いつの間にか雨が上がっていた・・・その時!どこからともなく化け物が
 現れたのである。どうにもしようのない優子にどこからともなく声がする。
 「これを受け取りなさい」・・・優子が手にしたのは「ヴァリスの剣」だった。

 全10面のアクションゲームです。

 日本テレネットといえば一時期パソコンゲーム業界の頂点に君臨したといえるほど
 秀作ゲームを予の中に出しています。この「ヴァリス」もそうですが、ゴルフゲーム
 の「アルバトロス」や中東物のアクション「XZR(エグザイル)」などなど。
 なにがユーザに受けたかといいますと、「ゲームシーンから独立したヴィジュアル
 シーン」というものがあげられます。
 いまとなってはヴィジュアルはゲームに欠かせない物となっていますがこの時代は
 ゲームにヴィジュアル(画像)をふんだんに取り込むという事はまずありえません
 でした。それをこのゲームでは採用する事で臨場感や感情移入が出来るようになった
 のが人気の原因でしょう。

 主人公「麻生優子」はあたしの心の中の10指に入るキャラクターです(^^)
 もちろん1番は白雪和子様ですけど。

 パソコン版では「ヴァリス2」まで出ていますがそこからPCエンジンに受け継がれ、
 ヴィジュアルシーンはCDROMと見事な融合を果たしたのです。しかし
 PCエンジンの宿命かハードの売れ行きが芳しくなかったのでソフトもそれほど
 売れず、「ヴァリスシリーズ」は5作目までで終わってしまいました。

 ちなみに日本テレネットのある制作チームが独立して
 「WOLF TEAM(ウルフチーム」となったのは有名な話ですね。

 ウルフチームの代表作は戦国シミュレーション「斬(ざん)」が有名です。

 第9回は「Ys(イース)」(日本ファルコム)をお送りします。

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