さて、大好評のこの連載(核爆)第5回は「BURAI上巻」(リバーヒルソフト)です。

 対応ハード一覧
   PC8801mk2以降(MSXもかな?)
   PC9801vm以降
   PCエンジン
   メガCD
   SFC

 おすすめ度
   音楽          5
   ストーリー    4
   操作性        4
   熱中性        3
   総合          4

 一応RPGです。

 このゲームのキャッチコピーがこれまたすごい。
 「敵は2億3千万」
 というものです。主人公はめちゃめちゃ強い設定なので雑魚は思いっきり
 弱いです(^^;なので、束になって掛かってきます。なんと100人単位で(笑)
 だから、「○○が現れた」ではなく「○○が△千人現れた」という表現なのです。
 1回の攻撃で数百人を倒す快感は他のゲームでは得られないかも(^^;

 主人公は8人いて、それぞれが密接にシナリオに関わってきます。8つの
 シナリオを終えると全員が集合して最後の敵と戦うという今となっては
 結構お約束的な展開ですが、その時期では新鮮でした。

 さて、このゲーム「上巻」と言うくらいだから下巻もあるのだろうとお思いの方
 正解です(笑)しかしPC9801でしかリリースされなかったためできませんでした。
 あたしゃ88ユーザーだったので(;_;)

 もうひとつこのゲームの特徴として、「壮大なストーリーの一節でしかない」
 ということが挙げられます。もともとこのゲームは9部からなるゲームの
 1ストーリーとして作られたものです(下巻も別の1ストーリー)。
 ご存知の方も多いと思いますが、「スターウォーズシリーズ」もこのような形を
 とってますよね(^^)ただ、9部あるうちの結局3つしかリリースされませんで
 した。「BURAI上下巻」と「抜忍伝説」(発売元失念)です。
 
 あ、まだこのゲームの特徴がありました。
 音楽はいまはもう解散(した?)SHOW-YAのプロデュースなのです。
 聞きごたえのある音楽ですので、PCエンジンに移植される時には
 結構楽しみにしていたのですが・・・思ったより移植の度合いは
 良くなかったのがショックでした。PC版で40分ほどあったOPが
 10分程度にカットされているし、PC版で慣れ親しんできたOPの
 音楽を変えてしまうし・・・まぁ、それはそれでおもむきはありましたけどね(^^)

 結果としてこのゲームは「酷評」されることが多いのですが、ストーリーを追っ手
 行くのが好きな方やRPG嫌いの方、レベルアップさせるのが面倒だけど
 RPGをやりたい方などには向いていると思いますよ(^^)
 
 #全部自分のことだったりする(笑)

 次回は「OUT RUN(アウトラン)」(セガ)にしましょう。たまにはアーケードも
 取り上げないとね。

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