さて、第2回は「Police Nauts(ポリスノーツ)」(コナミ)です。

 対応ハード一覧
     PC9821シリーズ
     3DO
     PS
     SS

 おすすめ度
   音楽          5
   ストーリー    5
   操作性        4
   熱中性        4
   総合          5

 このゲーム、第3回を予定している「Snatcher(スナッチャー)」(コナミ)を
 監督した小島氏の第2弾として出されました。
 スナッチャーに付いては次回にお話するとして、ポリスノーツと言うゲーム、
 インタラクティブシネマというジャンルに分類されるゲームです。

 インタラクティブシネマとは、デジタルコミックの進化版とも言えるジャンルで、
 自分があたかもそのゲーム(映画に見立てたゲーム)に参加しているかのごとく
 ゲームが進んでいく手法を用いたジャンルである。雰囲気が違うがインタラク
 ティブシネマとして「Dの食卓」(ワープ)などがある。

 ゲームを始めると、インタラクティブシネマの言葉に反せず、
 「本日はご来場いただきまことにありがとうございます。まもなく開演です・・・」
 と言うセリフがどこからともなく聞こえてくる。
 まさに気分は映画館です。・・・画面が現れる。ガンダムばりのOPである。
 アニメーショングリグリ。

 気になるストーリーですが・・・

 未来、人類は宇宙に出た。コロニーを作るようになった人類は宇宙飛行士兼
 警察官としてのPolice Nautsを設立する。初代ポリスノーツには主人公
 ジョナサン・イングラムを含む6人が選出された。いずれも世界の警察官の
 エリート達である。
 ある日、宇宙遊泳をしているジョナサンに異変が起きる。命綱が切れ、
 ジョナサンは宇宙に放り出されてしまう。ジョナサンは帰らぬ人になったか
 に見えた。
 30年後、ジョナサンは救命カプセルにはいってコールドスリープ状態のまま
 奇跡的に発見される。しかし、ジョナサンにとっては一瞬の間であっても、
 時は確実に30年間進んでいた。ジョナサンの婚約者であったロレインは、
 北条と言う男と結婚していた。そんな苦々しい記憶を振り払うかのように
 ジョナサンは私立探偵を作り、闇の仕事で暮らすようになっていた。
 ある日、ジョナサンの元に1人の依頼者が現れる。まさしくジョナサンの婚約者
 ロレインだったのだ。


 と言う感じで 進んでいきます。宇宙開拓に付きまとう危機に付いてなど、
 いろいろなテーマをもったゲームです。
 このゲームのいいところは世界観が緻密なところ。小島監督の方針なのでしょうか、
 いたるところまで設定がなされています。ゲームをしていて理不尽だと思うことは
 あまりありません。そんな緻密な世界観だからこそゲームに魅力を感じるので
 しょう。

 ゲーム的にはごく普通のアドベンチャーゲームとあまり変わらないのですが、
 要所要所ではアクションやなぞ解きが用意されていて、一介のアドベンチャー
 ゲームよりもテンポのいい仕上がりです。

 機械ものやロボットもの、刑事ものがお好きな方は結構気に入ると思います。
 ストーリー性を楽しみたい方はお勧めです(^^)
 エンディングは約30分ほどありますので、エンディングマニアの方
 にもぴったりです(笑)

 次回は予告通り「Snatcher(スナッチャー)」(コナミ)です

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