[Auther's Eye:あとがき](2001/07/06)

  ということで、あとがきです。ストーリー自体オチがいまいちな気がしてて、読み物と
  してどうかなぁとは思うのですが、とりあえず書いちゃったので、出しちゃいます(笑)

  なんと最初の公開は去年の10月なのですね。ということははや10ヵ月。10ヵ月で完結し
  たんですね・・・自分でも驚き。ときめも外伝の分量とはくらぶべくもないですが、そ
  れでも10ヵ月で1つの短編を書いたと思うと、感無量。

  自分で読んでておもしろいかと言われても困るのですが、他の人が読んでておもしろい
  のかなぁ・・・感想らしきものがこないのでさっぱり分からないという話もあります。
  誤字脱字はお約束なので特に気にしません。気になる方はメールでもください。気が向
  いたら直します。

  さて、今回のお話ですが、当初は犯人なしの予定でした(笑)俗に言う「サイコスリラー」
  みたいな感じで、怪奇殺人的なお話(要するに白雪☆お得意の暗いハナシです)になるハ
  ズだったのです。それが、いつのまにやら突拍子もない方向に進んでいってなんかハッ
  ピーエンドみたいになっちゃって(汗)

  よく作家の方が言ってますよね「キャラが勝手に話を進めていく」って。自分でこうい
  うプロット(筋道)で進めていこう、と決めていてもキャラクターのセリフなど行動から
  どんどんとずれていき、違う話、違う結末になってしまうと。

  今回はまさにそれでした。気がついたらかすみが場を取り仕切ってて、高幡がそれをさ
  りげなくフォローする。普通の刑事モノかと思いきや、かすみがボケ、高幡がツッコミ
  みたいな漫才のような展開(笑)これは私の意図したところではありません。最初はこん
  なになる予定じゃなかったのに・・・もちろん、中盤すぎてからはもう諦めて彼女らの
  好きにさせてしまえ!となすがままに書いてしまいましたが。かすみのおかげで、つじ
  つまをあわせるのが大変で大変で。まったくやんちゃ娘にも困ったものですね。ま、そ
  れもまた善し悪しだとは思ってますが、無難な出来に仕上がったのかなぁ〜などと自負
  したりして。

  閑話休題(それはおいておいて)。

  インターネットを使う犯罪はまだほとんどありませんね。強いて言うなら猥褻物陳列と
  か詐欺とかそんなチンケなレベルの犯罪でしかありません。いずれ全世界で光ケーブル
  化とか、マルチメディア化とかされた時に、それにつけ込んだ犯罪というものは当然出
  てきます。殺人とかも勿論あるんじゃないかと思います。方法はまったく分かりません
  けどね(汗)そんな犯罪に対する警鐘、という意味合いも含んでます。以前の短編「夢見
  る男」もそんな意味合いから生まれた短編です。

  私にはこれくらいのレベルの物書きが精一杯。もちろん時間があればもっと掘り下げた
  深いものが書けるのかもしれませんが、私に与えられた時間はわずか。仕事が終わって
  自宅に戻って書いたり(仕事中のヒマなときに書いたり(笑))するのが精一杯。そうなる
  と、どうしても筋を追うのが先決(話を進める)になってしまって、描写がいいかげんに
  なるんですね。自分の頭の中にはストーリーもキャラクターの顔も、背景も、音も全部
  想像できているのですが、それを文章にして表現するとどうしても手落ちになってしま
  う。改善しなければならない点なのですが・・・なかなかどうして改善できないでいま
  す。残念ですが、その課題は次回に持ち越しですね(汗)

  なにはともあれ、お付き合いくださいました皆様には厚くお礼申し上げます。少しでも
  皆様に楽しんで読んで頂ければこれ以上の幸せはありません。感想なり誤字指摘なりを
  掲示板にでも書いて頂けると白雪☆、もっと幸せです(笑)

  次の短編は・・・当然考えてません(笑)なにかネタを見つけてこなくては・・・

  それでは、また。

                                                         Presented By  白雪☆