1999/11/26 大花火(アルゼ)

タイプ Aタイプ(A-700)
ハズシ難易度 C(ただしはずせないことあり)
俺的熱い瞬間 山非テンパイ・三尺玉

BIG中獲得枚数の最も多かったのはB-MAX(アルゼ)の681枚(15*27+10*3+15*8*3-3*30-8*1)で、A-600タイプなどと呼ばれていたのだが、今回のマシンはなんとA-700タイプ。

BIG絵柄(777) 15枚*1
小役ゲーム 15枚*27
Jacイン 15枚*3
Jacゲーム 15枚*8*3
15+15*27+15*3+15*8*3-3*30-8*3=711枚が理論上の最高である。無論、理論上(3回目の小役ゲームは30ゲーム目でJacイン。リプレイハズシなし、Jacはずれなし)の数値ではあるが・・・

とにかく射幸心だけはガンガンに煽られる。しかもいまでも絶大な人気を誇る「花火」のネームバリューと、B-MAXで培った新基準機のノウハウを使えば・・・誰でも期待するというものだ。だが・・・

話にならん!大量獲得機としてはB-MAXに及ばず、ゲーム性としてはハナビに及ばず・・・

とにかく論外。失望なんてモノではない。とりあえずレビューを書きたいので打ってはみたが、途中で止めたかった。とりあえず順を追って説明していこう。

アルゼ初のテトラリール(だからテトラリールじゃなくて鉢巻リールだってば)搭載。予告音がなると必ずこのリールが回り、回り始めるタイミングや止まった絵柄によって期待度が異なる。しかし、期待できない(爆)予告音、10Gに1度くらいなるので全然熱くないのである。鳴りすぎ。しかもパチンコのスーパーリーチよろしくいろいろ回転アクションがついているのだが、完全ハズレ目のときも遠慮なく回転する。うざったいのだ。そんなこんなで鉢巻リールは失敗。

鉢巻リールがあることから当然、ゲームはチャンス目主体のゲームになる。が、熱くないのだ。もちろん2確目などもあるのだが、そこを押すと取りこぼすことになるのではさみ打ちでDDTをやっていると絶対に止まらない(笑)話にならない。はさみ青七下段2確くらいか。

フラッシュも搭載されているが、前作「花火」のフラッシュには程遠い。オマケ程度についているといったレベル。なくてもいいんじゃない?

ということで、鉢巻リールかフラッシュどちらかのみにしておけば成功だったのではないか。両方使用したばかりにうまくバランスが取れていないような気がする。

さて、BIG中。死ぬほど15枚役(BIG中のみの小役)がガンガンそろう。しかもハズシが結構簡単。慣れさえすれば平均550枚〜600枚は問題ないのではないかと思われる。が、面白くない。左に3連ドンちゃんを押して簡単に15枚がGETできるのだが・・・いかんせん美しくないのだ。リーチ目もそうなのだが、見た目美しいリーチ目とそうでないリーチ目というのは現に存在する(B-MAXの赤7はさみなどは非常に美しい)わけで、この台のリーチ目はお話にならない。リプレイハズシは簡単だが、制御上はずしているだけである。チェリーではずしているわけでもなし5コマ以上のコマ数ではずしているわけでもない。3連ドンちゃんの下の三尺玉かその上のドンちゃんを押すと制御的に外れるように出来ているらしい。が、1/4の確率でリプレイが揃う制御になっているらしいので完全にはずせるわけでもないのがミソ。はずしたい人は5コマのポイントがあるのでそちらをビタ押しすればいいのだが・・・全然見えん。
15枚小役は3連ドンちゃんと書いたが、早めに押さないと取りこぼす。枠内ビタより遅く押す(手前で押せば引き込んでくれる)と取りこぼす可能性があるので注意。

といったわけで、通常ゲームに魅力がある訳でもなし、BIG中が面白いわけでもなし。魅力は簡単に大量出玉というウリだけが魅力のこの機種。失敗だな。ちなみに設定1の確率は1/430。それでもあなたは打ちますか?

あ、そうそう。フラグ成立後は3枚がけでも3連ドンちゃんを簡単に引き込んでくれるのは・・・いいのか悪いのか(^^;